『「後回し」にしない技術』を読みました。

BOOK

『「後回し」にしない技術』(イ・ミンギュ)を読みました。

自己啓発本は、タイトルで選びます。

自分の生活を心地よくするために、日頃なんとなく気をつけていたことを、言語化してくれる言葉に出合えるのが、自己啓発本の魅力だと思います。

この本を選んだ理由

私は、「前もって」する方が絶対にいい!思いついたことは「前もって」やろう!、と心がけています。

タイトルを見て、それに少し似ているのかな、と思ったのが、この本を選んだ理由です。

前もってやる、と、後回しにしない。

なんとなく、似ている、と、笑。

この本は、「すぐやる人」になる20の方法が書かれています。

実行力は、生まれつきの資質ではなくて、誰でも開発できる一種の「技術」だ!として、「決心、実行、維持」の3段階で20の方法を解説しています。

読む人によって、心に響く箇所はそれぞれ、ということになるのかもしれません。

一番心に響いた言葉は

私がこの本の中で、一番心に響いた言葉。

それは!

人生でもっとも破壊的な単語は、「あとで」

簡潔です。

誰でも、一生に一度くらいは言う言葉。

「あとで」

私は、これまで何度言ったか、数え切れないくらい、言いました。

「あとで」

近頃、ちょうど思っていたんです。

「あとでやろう」と思って後回しにして、次に余裕ができた瞬間に思い出して、さっとできることって、ないなぁって。

ほんの些細なことでも、です。

たとえば、料理をしていて、冷蔵庫を開けたら、冷蔵庫の中が汚れている。

「あとで掃除しよう」と思います。

今は料理をしているから、できない。

だから、「あとで」です。

食事を終えて、、、

忘れています!

次の食事のための料理を始めて、気付きます。

「あ!冷蔵庫の掃除をしなきゃいけなかった!」

「あとでしよう!」

また「あとで」の登場です。

下手をすると5、6回繰り返してしまいます。

笑。

だから、今は、いったん料理の手を止めてでも、冷蔵庫の掃除をするようにしています。

大掃除をするわけではありません。

目についた汚れを取るだけなら、時間にしたら、ほんの1、2分で済むことです。

どうして「あとで」なのか?

後回しの理由は、心の中に「実行したくない」という強い動機が隠れているからだ、と作者は言います。

たしかに、心当たりはあります。

本当にやりたいことは、後回ししませんから、笑。

やむを得ず、後回ししても、絶対に忘れずに、すぐに実行しますから。

このくだりは「実行」の段階の1つ目の方法、「ベストタイミングは常に「いま」だ→どうせやるなら素早く処理する」の章に書かれています。

そして、やるための方法として、学生にもアドバイスした、というのが、あれこれ考えずに『ただ、ぱっと』やる「ぱっとテクニック」。

これは、私も、100%共感します。

ただ、ぱっと

私が近頃心がけているのは、やらなきゃと思いついたら、とにかく、ぱっとやるということです。

ぱっとやらないと、自分の中でやらないための言い訳探しか始まってしまうからです。

一見、合理的で優先順位づけがしっかりできているような、言い訳が次から次へと浮かんできます。

「今日はちょっと疲れているし。」

「明日の方が、時間があるし。」

「それより、まず、◯◯を先にしないといけないし。そうなると、今は無理。」

自分の中で、やらないための言い訳が始まりそうだなぁという気配を感じたら、そんなことを考える前に、ただぱっとする

もちろん、本当にどうしても目の前のことを優先して、「あとで」しないといけないこともありますが。

ポイントは、

・2、3分でできることなら、思いついた時にぱっとする。

・長時間かかることなら、「さわり」の部分だけでも、ぱっとしておく。

・ぱっとするのに一瞬、躊躇したことこそ、ぱっとする。

「やろうかなぁー、どうしょうかなぁー」なんてぼんやり考えながら、スマホ見てる暇があったら、「ただ、ぱっとする」で完了することって、結構あります。

この本に書かれている「すぐやる人」になる20の方法の中で、ダメな言動として紹介されている事例が、身につまされて面白く読めました。

おすすめです。

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