噛む猫、事件を起こす その2

NECO

我が家の愛猫めそ吉は、家具や電化製品のコードを噛むのが悩みのタネ。

思いっきり噛めるおもちゃがあったら、他の物を噛まなくなるかなぁと、人間の赤ちゃん用のシリコンのボールを与えてみました。

ところが、遊ばせたまま、目を離したばっかりに、噛みちぎって誤飲してしまったのです。

誤飲の診断結果

動物病院でエックス線撮影をしていただいたところ、1センチ四方くらいの大きさのかけらが四つくらい写っていました

催吐処置は二度していただきましたが、吐く気配なし

再度、診察室に呼ばれて、こう話されました。

飲み込んだ物は、幸いにも毒性の心配もなく、危険な形状でもなかったので、うまく排泄できればそれでいい。

だけど、腸閉塞を起こす可能性もある。

腸閉塞を起こしたら、開腹手術をしなければいけなくなる。

胃の中であれば、内視鏡処置で取り出すことができる。

内視鏡処置であっても、当然、全身麻酔はする必要がある。

考える時間をいただいて、いったん、診察室を出ました。

入院、そして内視鏡で取り出し

考えた結果、排泄されればいいに決まっていますが、腸閉塞を起こす可能性もあるのなら、不安なまま待つよりは内視鏡での取り出しをしていただこう、と考えてお願いしました。

診察とその日予定していた手術などが終わった後の夜間に処置していただけるということで、めそ吉を動物病院に預けて帰りました。

家に帰っても、同じことばかり考えてしまいます。

あぁもうなんてことかしら。

おもちゃを与えたまま目を離したことへの後悔で、胸がいっぱいになります。

獣医さんは、つい1ヶ月前に去勢手術をしていただいた信頼のおける先生ではあります。

だけど、全身麻酔で内視鏡で取り出すなんて、心配すぎるー、泣。

夜中に獣医さんから無事終わりましたと電話をいただいた時は、心底ほっとしました。

元気そうに退院

翌朝、動物病院に迎えに行くと、

「食べるかなーと思ったけど、朝ごはんも食べてましたよ。」

とめそ吉は元気な様子。

こんなに出てきました、とシリコンの破片を

見せられました。

「誤飲されるおそれのあるものは、絶対に放置しないこと!」

ハイ、もうゴリゴリです。肝に銘じます。

めそ吉は、と言うと、もともと猫にしては珍しく、動物病院へのお出かけも、獣医さんや看護師さんのことも、結構好きなこともあり、今回のことに全く懲りた様子も無く、楽しそうに帰ってきました。

事件の収支報告とその後

今回の誤飲による治療費は、

催吐処置

エックス線検査

全身麻酔

胃内異物摘出術

半日入院

夜間緊急手術料金

合計  69,550円。

この事件はこのように出費もかかったのですが、マイナスばかりではありません。

プラスになったことは、

噛みちぎって飲み込んでしまう可能性も含めて、誤飲に注意することができるようになったこと。

命に関わる事件になる前に、このことに気づけて本当に良かったと思います。

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