冬は猫と寝るのが一番暖かい、と猫を飼っている人から聞いたことがあります。
それは本当です。
カラダもココロも温まるから。
猫と寝る至福は、冬こそ本番。
肌寒くなってくると、シーズンの到来にワクワクしてしまいます。
4に入って寝た子猫時代
めそ吉が子猫の頃、まずは掛け布団の中に潜り込んできました。
心地よいポジションを見つけようとゴソゴソ動き回ったすえに、落ち着いたのは、足の間。
それも、一番のお気に入りは、「4に入る」こと。
「4」というのは、私が足を数字の「4」のような形にするところから、名付けました。
片足はまっすぐにして、別の足を曲げて横に倒し、まっすぐにした方の足のふくらはぎあたりに足の裏を添える。
足が四方を囲むクッションのようになって、めそ吉にとっては収まりが良いのでしょう。
子猫のめそ吉は、私の足で作られた4の中に入って、寝ていました。
素足にめそ吉のふわふわした感触!
ふくらはぎあたりを枕に使っている気配、湿った息がかかります、うふふふ。
高めの体温が、布団の中をどんどん暖めて、足元からぽかぽか。
寝ている様子は見えなくても、至福には変わりありません。
めそ吉が布団に潜りこんできたら、足を4にして出迎えていました。
大歓迎なのに、至福なのに、足をまったく動かせないとなると、だんだん痛くなってくるのです。
かわいい、痛い、かわいい、痛い。
夢が現実になる寝方
めそ吉は成猫になり、いまは5.4kgあります。
私の足の4に入るには、ちょっと大きくなり過ぎました。
それでも時々、入ろうとしますが。
今は添い寝が多くなりました。
夜中に顔をお鼻でチョンチョンとつついて来たら、それが合図。
めそ吉の方に向いて、横向きに寝ます。
掛け布団を持ち上げると、中を覗き込んで、入るかどうか、しばらく思案顔。
よし!今日は入って寝よう!となったら、胸元にドスンとばかりに倒れ込んできます。
バンザーイッ!!
私の胸元からお腹にかけて、めそ吉は背中をピッタリとくっつけて寝ます。
時には、私のアゴの下に小さなアタマを入れてきて、仰向けになって、下から大きな瞳で見上げてきます。
ボク、かわいいでしょ♡
キラキラキラキラ⭐︎
絶対にそう言ってる、笑。
真夜中の暗闇の中のはずなのに、その部分だけキラキラと薄い光を放っているかのように、見えるのです。
ぬいぐるみを抱っこして寝ていた幼い頃に夢見たこと。
夢が現実になったとは、まさにこのことかしら。
他にもいろいろな寝方
もちろん、この夢のような抱っこ寝は、毎晩ではありません。
めそ吉の気分次第です。
掛け布団の中を覗いて、うーん、違うなぁとなると、枕もとに丸くなります。
こんな時は、丸くなっためそ吉を腕で囲んで、ふわふわの身体に頬をよせて寝ます。
うわぁーかわいいなぁー。
掛け布団の上に寝る時もあります。
仰向けに寝て、片腕を広げると、掛け布団の上から胴体と腕の間のくぼみにめそ吉は身体を沈めてきます。
めそ吉の暖かさとほどよい重みが、腕と脇の両方にじんわり感じられるのと、こちらの体勢がラクで、これもまた捨てがたい魅力があります。
とにかく一緒に寝たい
どんなふうであれ、どうか今晩も一緒に寝られますように、と願って努力しています。
肌寒くなる頃には、めそ吉の寝る場所にふわふわの敷物を敷いて誘致。
夜中にクッションで寝ているめそ吉を抱っこして連れてくることもあります。
ベッドまで来てくれても、うーん、何か違うなぁ、とつれなくどこかへ行ってしまうことも多々あります。
こんな感じで、毎晩、やっています。