冬の野菜と言えば、白菜。
特に、鍋物には欠かせません。
とても大きな野菜なので、スーパーでは、半分もしくは4分の1にカットされて売っている方が、多いくらいかもしれません。
旬の白菜を存分に楽しみたい
一度で食べ切る量を、使うたびに買うのも、いいのかもしれませんが、やっぱりひと玉まるごと買いたいものです。
ひと玉買って、鍋物、炒め物、煮物、餃子の具、お味噌汁の具など、旬のおいしい白菜を、たっぷりといろんな料理にして、楽しみたいと思います。
ただ、まるごとの白菜はとても大きいので、冷蔵庫に入れるのが大変です。
そこで、買ってきたら、まずは柔らか煮を作って、ふた回りくらい小さくして、冷蔵庫に入れるようにしています。
その後も、料理のたびに、白菜を冷蔵庫から出して、葉を何枚かはがして、洗って、切るのは、結構手間がかかるものです。
白菜を使う料理を作る時には、多めに柔らか煮を作っておきます。
残った分は保存容器に入れて、冷蔵庫に。
翌日以降の献立に使いまわせて、断然ラクになります。
柔らか煮のポイント
白菜は、鍋物や炒め物で、サッと火を通したシャキシャキの食感もいいのですが、柔らかく煮えたのも、とてもおいしいです。
白菜の柔らか煮は、ダシの味だけで白菜を柔らかくなるまで煮る作り置きです。
ダシの味だけなので、どんな料理に使い回しても、おいしくいただけます。
柔らかく煮上げるには、カットの仕方がポイントです。
葉と芯を分けて、葉はやや大きめに、芯は細めにカットします。
さらに芯の部分は、繊維を断ち切る方向に切ることによって、噛み切りやすくします。
また、繊維を断ち切ることで、より柔らかく、出汁をたっぷり吸って煮上がります。
白菜の柔らか煮の作り方
白菜をふた回りくらい小さくしたいのと、せっかく時間をかけて煮込むので、500gくらいは一度に調理したいものです。
だから、大きめの鍋を使います。
作り方
1.白菜の葉を一枚ずつ外して、洗います。
2.白菜をカットします。
・芯の部分と葉の部分に分けます。
・芯の部分は、繊維を断ち切る方向に7mmくらいの幅にカットします。
・葉の部分は、10cm×2cmくらいの大きさを目安にカットします。
3.鍋にカットした白菜(鍋がいっぱいになるくらい)と、出汁パック、水(白菜の重量と同じくらい)を入れます。
4.蓋をして弱火で20分くらい煮ます。
5.そのまま、ある程度冷めるまで放置します。
6.汁ごと密閉容器に移し替えて、冷蔵庫で保存します。
柔らか煮を使う料理
冬の食卓では、あたたかい汁物がなによりのごちそう。
白菜の柔らか煮を冷蔵庫にスタンバイさせておけば、鍋物の具はもちろん、お味噌汁、豆乳スープ、あんかけ焼きそば、カレーうどんなどにすぐ使えます。
この柔らか煮は、量を少なくするために、出し汁は白菜に比べて少なくしています。
お味噌汁のように出し汁と白菜を使う時と、具(白菜)だけ使う時、うまくバランスをとって使い切ります。
冬も本番になれば、丸ごと買った白菜を紙に包んで、ベランダに立てて置いておけば、2週間くらいは余裕で保存できます。
ですが、暖かい日が続く時は、冷蔵庫保存が安心。
そして、なにより前もってまとめて調理しておくと、サッと一品できるのが、本当にラクで、嬉しくなります。
あたたかい料理が、あっという間にできて、カラダも心も大満足です。