猫がこんなにかわいいなんて知りませんでした。
猫と暮らす人たちの語る猫への愛情やエピソードを聞いて、猫ってかわいいなぁ、飼ってみたいなぁと思い続けて、やっと実現したのですが、実際は聞いていたのとは違いました。
聞いていたよりずっとかわいいのです。
逆にちょっとモヤモヤしてしまいました。
しかし、結局のところ、ひと言で言うと‥‥
猫は、聞いていたよりずっとかわいいのです。
いまさら言っても仕方ありませんが、どうしてもっとちゃんと教えてくれなかったのかしらと思ったり、私の共感力が足りなかったのかなぁと思ったり。
ところが、私も誰かに伝える時は、結局のところ「すごくかわいい」とごく薄っぺらくまとめてしまうのです。
猫と暮らす日々の機微は、一言二言では語り尽くせないものですから。
けど、本当にそれだけなのかな??
やっぱりちょっとモヤモヤ。
そうそう、そのとおり
そんなある時、このモヤモヤが解消される出来事がありました。
長年お世話になっている美容師さんは10年以上前から猫を飼っていて、たびたび話を聞かせてくれていました。
ところが、私が猫を飼い始めたことを話した時、まるで内緒バナシのように耳元でこう言ったです。
「猫ってかわいいよね、飼わないとわからないよねっ。」
そう!それ!
内緒にしているわけではないけど、飼っていない人には理解されづらいよね、いや、たとえ飼っていてもこの感じはわかんないかもっていう絶妙なところにかわいさを感じてしまうのがウチの猫という存在なのかもしれません。
美容師さんの言葉に、私は知られてはいけない秘密であるがごとく、こっそり、しかし、力強く頷いたのです。
世界中の猫のために祈る
めそ吉のかわいさを知ってから、外で見かける猫、テレビで紹介されている猫が、今まで以上にかわいく見えるようになりました。
どの猫も本当にかわいらしくて、世界中の猫がどうか幸せに生きていってほしいと願わずにはいられません。
猫だけにとどまらず
その気持ちは、猫だけにはとどまりません。
お散歩されている犬も、これまでとは全く違って見えてきました。
ひとつひとつの動作や飼い主さんとのやり取りについ見入ってしまいます。
動物の心情や、人と動物が心を通わせている時のお互いの心情が、めそ吉と暮らすことによって少しずつわかるようになったせいでしょうか。
こんなふうに、見ている世界まで変わってしまうものなのですね。