魚の干物、干し柿、切り干し大根、干しシイタケ。
干すことで、栄養価が高まり、旨みが凝縮され、保存がきくようになります。
干し野菜は、自分でもできる、ということなので、試してみました。
こんな野菜を干してみた
竹ざるが一枚あったので、思いつくままに干してみました。
【さつまいも】
べにはるかをじっくりと蒸してから、厚さ1cm弱にカットして、4、5日干しました。
ねっとり、半生。
甘みが増します。
べにはるかを安く大量に買って、冬で晴れた日が4、5日続くなら、また作ってもいいかなぁ。
だけど、焼き芋の方が、私は好き。
手間もかからないし。
【白菜】
一枚ずつ広げて半日干し、鍋物に入れました。
繊維が噛み切りづらくなった気がしました。
次に干すなら、漬物にしてみようかな。
【大根】
輪切りにして干してから、煮ました。
歯応えが出ます。
汁気たっぷりに煮たいなら、干さない方がいい。
干すなら、断然漬物にするのがおいしいと、私は思います。
以上、三種類、試しました。
他の野菜を試したくなるほど、おいしくなる!という結果ではありませんでした。
干すとカサが減るので、保存には便利だとは思います。
ただ、白菜と大根は、丸ごと買うと量が多いけど、他の野菜は、そもそも保存に困るほど買いません。
干し野菜、以上で終了!
となるところでしたが。
キノコを干してみた
干し野菜、不完全燃焼、未練が残ります、笑。
これはいい!というのを見つけたいなぁ、ありそう、なんとなく。
そんなある日。
Instagramで、栗原はるみさんが、キノコを干している写真を紹介していました。
「干すとキノコの味がとても美味しくなります。」とのコメントが。
栗原はるみさんは、キノコのマリネを作るために干していました。
栗原はるみさん、ありがとうございます!
キノコ、干してみます!
試したのは、えのき、舞茸、ぶなしめじ、エリンギ。
結果!
これら、全部おいしくなります!
キノコを干すとおいしくなる
キノコを干すと良いところは、
1.旨みが濃くなる
キノコはもともと旨みが強いのですが、更に旨みが濃くなります。
2.香りが良くなる
料理に使うと、びっくり。
高級なキノコに変身している気がします。
3.歯切れが良くなる
キノコ独特の柔らかい食感が好きではない人は、干したら、好きになるかも。
4.炒め物の時に水気が出ない
ぶなしめじやエリンギのような厚みのあるキノコの場合、中に含まれている水分が調理の時に、大量に出てきてベチャッとなります。
その点、干すと水分が減っているので、料理がしやすい。
5.汁物の時の食感が良い
汁物に入れても、歯切れのいい食感が残ります。
キノコの干し方
天気の良い日に、1〜3日干します。
夜は室内に取り込みます。
【えのき】
石づきを切り取って、5、6本ずつに割いて、ザルに並べて干します。
【舞茸】
ひとくち大に割いて、ザルに並べて干します。
【ぶなしめじ】
石づきをのないカットしめじを購入すれば、そのままザルに広げて干すだけ。
【エリンギ】
縦方向に7、8mmの厚みにカットして、ザルに並べて干します。
いつでも手軽にキノコが食べられる
キノコは生鮮食品ですので、これまでは買ってきたら2、3日で食べ切っていました。
今では、キノコを買ってきたら、すぐに干します。
干すとカサが3分の1くらいになります。
これを密閉袋に入れて冷凍。
冷凍のまま、料理に使えます。
お味噌汁、スープ、炒め物、鍋物、いろんな料理に少しずつ使うこともできます。
冷凍庫には、いつもキノコがスタンバイしています。
いつでも、手軽に、おいしいキノコを味わえるようになりました。