念願かなって家に迎えた猫のめそ吉は、片付いていないところ、掃除が行き届いてないところにばかり入り込もうとする「最強のお掃除チェッカー」でした。
後回しにしない!で、スッキリ
めそ吉に追い立てられて、後回しにすることをやめて、不用品を処分するスピードを早めたところ、長年の悩みのタネであった「片付け」に一筋の光が見えてきました。
粗大ゴミは出たらすぐに市の処分場に持っていく。
資源ゴミは常設の回収場にこまめに持っていく。
宅配便が届いたら、玄関で開封。
ダンボールをたたんで車に積む。
これだけでも、見違えるほど気持ちよく片付いてきました。
振り返ってみると、明らかなゴミまで、家の中に長い期間置いていたなんて、情けないことです。
使っていない物まで整理整頓?
真っ先にめそ吉に摘発された土間を片付けている時に、「使えるけど使っていない物」も処分しました。
思えば、これまでの私は、使っていない物さえも、収納ケースを新たに買ったり、熱心に収納アイデアを取り入れたりして、片付けてきました。
すべての物を戻す場所を作ることこそ、片付けの基本!と頑張ってきたのです。
ところが、そこで終わりとならず、さらに次々と新しい物が家の中に入ってくるので、すぐにあふれてしまいます。
たとえば、洗濯物干し。
ステンレス製のものを新しく買って、それしか使っていないのに、前に使っていたプラスチック製のものも取っておくから、倍に増え、置き場が無くなってしまっていたのです。
小さい物ではありますが、ボールペンだってそうです。
書きやすいペンを求めて買ったり、あら素敵!とつい買ったり、いただき物、景品、次々と増えていってしまいます。
ペン立てにぎゅうぎゅうに入れて、それでもあふれて。
なのに、使うのは書きやすいほんの数本。
こんなに取っておいて、一生涯で使い切れるのかしら。
こんなものを片付けようとするから、片付けって無限、不毛!となっていたことに気付きました。
使わない物は処分するしかない
いま使っていないからといって、物を処分するのはむずかしいものです。
いつか必要になるかも、今のが使えなくなったら使うかも?
となかなか分別できません。
処分するのが辛いからです。
特に、決断できないのがこれらのもの。
買ったもののほとんど使わなかった物
高価だった物
人からのいただき物
ここは、何冊もの断捨離関連の本を読んで、自分なりに納得できる考えを採用しました。
・使われずにしまい込まれていたら、物はいつまでも役に立てずにいる。使ってもらえる人のところへ行った方がいい。
・高価な物を手元に置いておいても、代金が戻ってくるわけではない。むしろ、スペースを使うだけマイナス。
・人からのプレゼントは、いただいて感謝した時点でその役目は終わっている。
これらの考え方で、よし!とふんぎりをつけて処分しましたが、やっぱり心苦しさは残ります。
あぁ、本当に私はなんてダメな人間なのーとなります。
そんな時は、自分に言い聞かせました。
物が役目をまっとうせずして処分する時の辛さを忘れない!
これに尽きます。
不用意に物を家に入れない
大切なのは、自分で買う物はもちろん、プレゼントでも、景品でも、選べるギフトでも、とにかく不用意に物を家に入れないことです。
買い物をするときは、次の 4点を心がけるようにしました。
・在庫をしっかり管理して、余分なものは絶対に買わない。
・必要な物は、十分に吟味し尽くして買う。
・機能、大きさ、色、素材など、妥協せずにじっくりと探す。
・極力、実物を見る。
いただき物は、ギフト券、生花、食品など、消費できるものをリクエストするように
しました。