我が家の愛猫めそ吉は、家具や壁を引っ掻くことは全くありませんが、木材やプラスチック、コードなどを噛みます。
猫の噛む力は人間の1.5倍以上強い100kgもあるそうですが、当時はまだそのことを強くは意識していませんでした。
めそ吉が生後7ヶ月のある日、事件は起こりました。
おもちゃが無くなった
噛みたい気持ちを発散させるために、安全そうなおもちゃを与えようと考えました。
猫用の噛むおもちゃに気に入った物が見つからず、いろいろ考えて探した末に、人間の赤ちゃん用のおもちゃで、安全性の高いシリコン製の網状のボールを買いました。
めそ吉はさっそく噛み始めたのですが、その頃はまだ猫の噛む力を完全に甘く見ていて、噛みちぎれるかも、とは心の隅で思いながらも、そのまま放置してしまいました。
1時間後。
ボールが無い!
無惨にもボールは噛みちぎられて形を留められず、数センチの破片が散らばっていました。
あらまぁまぁ、1000円のおもちゃもひとたまりもなかったわね。
フードを残す
そうです。
その時はまだ気づいていませんでした。
まさか飲み込んでいたとは!
ごはんの時間です。
いつも規定量を一気に完食するめそ吉が、少しフードを残しました。
嫌な予感。
二食目も、やはり同じくらいの量を残しました。
そして、噛みちぎったおもちゃの破片を少し吐いたのです。
おもちゃを誤飲したことがわかりました。
普段吐かないめそ吉が、シリコンの破片を少しでも吐いてくれたことで、誤飲に気づけたことは不幸中の幸いでした。
いそいで、動物病院に向かいました。
思ってるよりずっとたくさん飲み込んでました
エックス線検査で、胃の中にたまっている様子がはっきりと写し出されました。
持参したおもちゃの残骸と同じシルエットです。
その量、フードを残した分と同じくらい。
まずは吐き気を催す注射を打ちましたが、吐きません。
もともと吐くタイプじゃないんです。
(苦笑)
時間をおいて、もう一度、注射しました。
吐いて!お願い!
やはり、全く吐く気配なし。
(その2につづく)