寒くなるとおでんが食べたくなります。
温めなおして、三回食べられるくらいを一度に作ります。
たいそうなテクニックやコツはありませんが、小さなこだわりがあります。
具の定番と味付け
具は、大根、里芋、厚揚げ、豚肉、こんにゃく、しらたき、練り物数種類、たまご。
だしは、だしパック、煮干し、昆布。
調味料は、水の量の1%の塩と日本酒少々。
醤油とかみりんとか液体だしを入れていたこともありますが、バランスがうまく取れず、なんとなくぼやけた味になりがちでした。
塩だけの方が、旨みがシンプルに感じられ、何より簡単に味が決まるのでとても作りやすくなりました。
煮る時は、常に弱火で、ぐらぐら沸騰させないよう、コトコトコトコト。
子どもにも人気の「まるめ肉」
豚肉は、うで肉かもも肉の薄切りを円柱状に巻いて入れています。
名付けるなら「まるめ肉」?、笑。
旨みもでるし、ボリュームのある具にもなります。
薄切り肉を層にするので、柔らかく、味がしっかりしみて、とてもジューシーに仕上がります。
おでんは子どもにあまり人気がなかったのですが、私が食べたくて、苦肉の策で考えたのが、このお肉の具「まるめ肉」です。
これを入れるようになったら、おでんも人気が出ました。
こんにゃくの下ごしらえ
こんにゃくはなんといっても、プリプリの食感がおいしいです。
洗って、水気を拭き取ったら、表裏に砂糖をふりかけて、10分程度おいておきます。
この手間をかけるだけで、こんにゃくの水分が抜けて
味の染み方が全然違います。
温めるだけの具
たまごと練り物は、三回分に分けておいて、食べる直前に加えて、温めます。
たまごは黄身がオレンジ色でしっとりしているくらいの半熟加減に茹でておきます。
温める程度では味がしないような気がするのですが、意外に味は入ります。
サッと温めるようにしますが、お汁に入っているだけで、余熱で熱が入ってしまうので、序盤に食べるようにしています。(結構なこだわり、笑)
たまごは、煮込まれて味がしっかりしみたのも悪くはないのですが、黄身も白身もパサパサしてしまうのが残念な気がします。
この方法なら、黄身は半熟、白身はプリプリで食べられるので、いまのところはこちらのほうが気に入っています。
練り物は、中まで温まると膨らむので、それが温めの目安です。
煮込みすぎて、練り物それぞれの味がぬけてしまうのは残念です。
食べる分だけいれて、練り物それぞれのおいしさと、プリッフワッとした食感が無くならないようにしています。
甘い味噌
土地柄でしょうか、おでんには甘い味噌を添えます。
電子レンジで簡単に作っています。
おでん三回分の量です。
小さめの耐熱容器に、味噌30g、粗製糖15g、味醂15gを入れて、よく混ぜます。
電子レンジで600Wで30秒かけ、取り出して、もう一度よくかき混ぜたら出来上がり。
つやつやの甘い味噌ができます。