愛猫めそ吉とは、生後4ヶ月から一緒に暮らしています。
我が家に来た当初、カーテンの向こうに隠していた物置きコーナーに入りびたりました。
なぜ、よりによってそこへ?
それは、めそ吉は私に片付けを指南する猫(ガネーシャ)だからです。笑。
まだまだ片付け足りないよ
初日から連日、ゴミ、不用品を処分し、残りは大きなシューズボックスに入っていた靴類約40足になりました。
靴ケースを買ってきて、一足ずつ納めてシューズボックスに並べました。
我ながらよくやったわ、と大満足です。
ところが、今度はめそ吉がそれを落とすのにハマってしまいました。
シューズボックスの段から段に飛び移って、靴ケースをバタンバタンとおとします。
イタチごっこと言うのでしょうか、片付けても片付けても落とされて、降参。
約40足の靴を収納する場所を別に探すことにしました。
この靴、全部履くんですか?
玄関のシューズボックスはどうなっているかな?と覗いてみると、容量を超える40足ですでに満員状態。
ペアを積み重ねて半分の幅で収納できる便利グッズまでも駆使して納めてあります。
3人分合計80足。
やれやれ。
ここで、以前の私ならこの場をあきらめて、別の置き場所を探しに行くところでした。
ちょっと、待って。
この靴、全部履くんですか?
お片付けの鉄則。
最初にすべての靴を出してみました。
次に一足ずつ手に取って、
履く?
履きたい?
いつ、どんな時に履くの?
と自問自答しました。
すると、あら不思議。
靴は半分になりました。
処分していない理由
それでも、処分することになった40足は、ちゃんとした考えがあって残してあったのです。
傷んでいるけど履ける靴
新しい靴を買ったけど、もしかしたら足に合わないかもしれない。
そうしたら買い替えまでの間に履くかも。
まだ新しいうちは、汚れやすい場所に履いていくのはイヤだわ。
そういう時に履くかも。
履くと数十分で痛くなる足に合わない靴
痛いけど、デザインはすごく気に入ってる。
あまり歩かない時には履けるかも。
今の自分の服装に合わない靴
高かったし、まだあまり履いていなくてきれいだから、いつか履くかも。
また好みが変わったら履くかも。
そうです。
ちゃんとした理由のようですが、すべて決断を保留するための言い訳です。
そもそも必要な靴は何足?
靴は半分の40足になりましたが、玄関のシューズボックスの容量は32足。
一人当たり10足にはできないのかしら。
ここからさらに減らすことは無理なのか。
ところで、そもそも必要なのは何足?
季節、天候、出かける場所、洋服に合わせて、どんな履き物が必要なのかを考えてみました。
こんなにあるのに、履いていくものが無くて困る時もあります。
逆に、同じ用途のものが何足もあることに、気付きました。
もう一度、自問自答してみました。
決断して手放す
これまで何年も履いていなかった靴を、今後履く機会はまずないと思って間違いありません。
お店で買う前には、もちろん試し履きをして履き心地を確認しますが、丸一日履いたら痛くなる靴もあります。
デザインが気に入って、履き心地の評価を甘くしてしまった靴もあります。
ほとんど履いていない靴を処分するのはもったいないけど、それを手元に残しておいても、買ったお金が戻ってくることはありません。
損得で言うのなら、置いてある方が家のスペースを使っているだけで、損。
捨てる決断を保留しても、処分しない限り永遠に靴は残り続け、残り続ける限り決断を迫られます。
私が家の中に持ち込んだ靴は、私が決断しない限り、家の中に有り続けるしかありません。
履かない靴は、早く決断して、処分するしかありません。
こうして、履き物は玄関のシューズボックスにきれいに並びました。
これもめそ吉のおかげかな。