料理の味つけは、目分量で十分、はかるのは手間がかかると思っていました。
計量スプーンから、キッチンスケールに、はかる方法を変えたら、目分量よりはかる方が、料理がラクに作れることに、気づきました。
計量カップからキッチンスケールに
愛猫めそ吉のごはんを、計量カップではかっていた時は、目の高さに合わせて見て、すこし増やしたり減らして、また目の高さで見て、と意外に手間取っていました。
ためしに、キッチンスケールではかってみたところ、計量カップではプラスマイナス4gくらいの差、つまり10%以上の差が出てしまっていることも判明しました。
細かいカロリー計算をしているのに、これではいけないわ、とキッチンスケールではかるようにしたら、計量カップを使っていた時のように、加減を見る必要がないので手間も減って、一石二鳥。
以来、キッチンスケール派になりました。
キッチンスケールはとても便利
毎週手作りしているグラノーラは、キッチンスケールで分量をはかって作っています。
キッチンスケールにボウルを載せたら、電源スイッチを押して目盛りを「0」にします。
オートミールを入れたら、電源スイッチを押して、また目盛りを「0」にします。
デジタルスケールでは、このように、材料を入れる都度に、目盛りを「0」にして、それぞれ規定の量を追加していくという使い方ができます。
二つ目以降の材料は、入れ過ぎると取り除けませんので、少し慎重に。
ですが、少しくらいオーバーしても平気、平気、という感じの分量で作るには、とても手軽です。
ボウルひとつで最後まで作ることができて、洗い物を少なくできるのが、何より。
料理は比率で作る
塩もみキャベツを目分量で作っていた時は、キャベツ半玉分くらいに塩大さじ1弱くらいを目安にしていました。
ところが、塩が多過ぎてしょっぱい時もありました。
逆に、塩が少なくて水が出きらないせいかパサパサしてしまって、後から塩を足したり。
足し過ぎて、しょっぱくなってしまったり。
キャベツ半玉といっても、大きさはさまざま、半分の加減もその時々で変わってきます。
そこで、キャベツの重さをはかって、塩はその何%、というふうに計算して作ることにしました。
こうすれば、一度の味つけで、いつも同じように作れます。
料理のレシピは、大さじ、小さじ、ミリリットルで書かれていることが多いので、計量スプーンや計量カップで量をはかるものだと思いこんでいましたが、重さの比率で味つけするとラクだなぁと思い始めました。
目分量より比率がラク
重さをはかって比率で味つけすることの良さは、再現性があるところです。
目分量で作っていると、おいしかったなぁと思っても、また作れるとは限りません。
ところが、キャベツに対して塩は何%とわかっていれば、そのとおりに作れば、ほぼ同じ味になります。
こうすれば、目分量で作って、何度も味見をして足していくより、ラクに作ることができます。
失敗もありません。
重さをはかって比率で作ることによって、好きなあんばいを見つけることもできます。
1%で作る、1.5%で作る、1.3%で作る、と試すことで、あぁこれくらいがちょうどいい、というあんばいを見つけることができます。
今でも目分量で料理をするときもありますが、新しいメニューを自分のものにしたい!という時は、作るたびにはかって記録しておくようにしています。