最近はスーパーには焼き芋機が置かれていて、年中焼き芋が買えますが、この時期はとりわけ心惹かれます。
入り口で嗅いだ焼き芋の甘く香ばしい匂いを忘れられず、帰りに立ち寄ります。
携帯している保温マグには、熱いほうじ茶。
車を走らせる前に、ホカホカの焼き芋とアツアツのほうじ茶で、しばしのティーブレイク。
さつまいもの品種にこだわる
ひとくちに焼き芋といっても、さつまいもの品種によって、甘みや食感はかなり違います。
スーパーによっては、二種類のさつまいもを焼き芋にして置いてあって、好みの方を選ぶこともできます。
さつまいもの品種を表示していないスーパーもあります。
そんな時は、焼き芋器の近くに置いてあるさつまいもの箱をチェック!笑
どれもおいしいんですけど、その時の気分で食べたい物を選べます。
「紅はるか」や「紅天使」は、ねっとりした食感で、とっても甘く、まるでスイーツを食べているかのようです。
「安納芋」は、ねっとりしていて、柔らかい繊維がハラハラととろけるような食感が好き。
「紅あずま」の昔ながらの甘さとホクホクした食感もいいですね。
「シルクスイート」は、まさしく絹のように軽やかでサーッと溶けていく、さっぱりとした甘さ。
普通は200円前後なのに、私の行きつけのスーパーでは100円!(ちょっと小さいけどね。笑)
どうしても買ってしまいます、笑。
安くても、中身に何が入っているかわからないようなものよりも、安心して食べられる焼き芋、いいですよね。
スイーツとして秀逸だ!
最近のさつまいもは、品種改良のおかげで本当に甘くなっているので、そのまま焼くだけで、スイーツ並みの甘みがあります。
私の作っているクッキーやジャムなどに比べると、焼き芋の方がはるかに甘いなぁと思います、笑。
糖度が高いので食べ過ぎには注意が必要ですが、さつまいもには、一般的なお菓子と比べると、食物繊維や色々な栄養素が含まれています。
精製や加工していない植物の全体を食べられるという意味でも、焼き芋をおやつにするのは、とってもいいことだと思っています。
焼き芋を作る
さつまいもが安く出回る時期は、家で焼き芋を作ります。
私はステンレス製のフライパンや鍋(蓋のあるもの)を使います。
この作り方では、しっとりした焼き芋ができます。
【作り方】
1.さつまいもをよく洗って、乾かすか、水気をよく拭き取る。
2.キズがあればあらかじめ切り落とす。
キズは、苦みやえぐみがあることがあるので、あらかじめ取り除いておく。
3.鍋にアルミホイルを敷いて、さつまいもを並べる。
4.蓋を閉めて、ごく弱火で30分加熱する。
5.火を止めてそのまま10分ほどおく。
6.さつまいもをひっくり返す。
7.再び、蓋を閉めて、ごく弱火で30分加熱し、火を止めて10分おく。
8.さつまいもを触ったり、箸などを刺して、硬い部分があれば、20分ほど追加して加熱し、火を止めて10分おく。
9.さつまいもが柔らかくなっていたら、蓋を開けて冷ます。
炊飯器でも簡単に作る事が出来ます。
200ml程度のお水とさつまいもを入れて、玄米モードで炊くだけ!
鍋で焼くのに比べると、少し柔らかくなりますが、十分美味しく出来ます。
焼き芋の食べ方
家で作る時は、鍋に入るだけ並べて、一度に焼きます。
焼けたら、熱々のうちにまず食べますが、残りは、3cm四方くらいの大きさにカットして、密閉容器に入れて、冷蔵庫へ。
冷たい焼き芋を、熱いお茶と一緒にいただくのもなかなか、です。
数日間は、おやつとして楽しめます。
ココナッツオイル焼き
焼き芋を1cmくらいの輪切りにして、たっぷりのココナッツオイルでカリッと焼きます。
これは「紅はるか」が合います。
焼きたては表面がカリカリ、中はトロトロのギャップがおいしい。
冷蔵庫に入れて冷やすと、表面はサックリ、中はしっとりして、これもまたおいしい。
素朴な見た目ですが、ケーキやクッキーにもひけをとらない逸品が出来上がります。