石井佳苗さんのDIY
石井佳苗さんの『Love Customizer No2 DIY ×セルフリノベーションでつくる家』を読みました。
石井さんは、インテリアスタイリスト。
3匹の猫シャインズ(社員ズ)と暮らしていらっしゃいます。
ご自宅のマンションのリノベーションに参加されるくらい、DIYの知識や技術も豊富です。
石井佳苗さんの提案する「DIY」
そんな石井佳苗さんが、この本の冒頭で、DIYについてこう書かれています。
「私が提案するのはシンプルで飽きのこないDIY」
「こんなものが欲しいと思ったとき、既製品を探してもなかなか見つからず、また、ピッタリのサイズが欲しいときなどは、″DIYで″」
本の中では、実際に石井さんのご自宅で使用されているDIYの家具などの作り方も紹介されています。
いい意味で「え?コレ、DIYで作ったの?」と驚かれされるものばかりです。
セレクトショップで購入したか、もしくはプロに依頼した作り付けの家具のように見えるのです。
確かに、ちょっとコレは私には作れそうにありません、、、という明らかに難易度の高いそうなものもあります。
ですが、この本では、レベルが5段階で表示されていますので、1や2ならトライできそうです。
ここが素敵なポイント
石井さんがDIYで創り出すモノが、素敵なのは、3つのポイントがあるように思います。
1.ピッタリなサイズ
2.素材や色のチョイス
3.シンプル
1.ピッタリなサイズ
ガス台と壁との間に収まるキッチンワゴンは、高さもガス台と揃っています。
ボックス型のゴミ箱は、壁の出っぱった部分の奥行きに合わせています。
ピッタリなサイズで作っているのです。
ピッタリなサイズ、というのは、こんなにも部屋をスッキリと見せるのか!と驚きます。
DIYでならではです。
2.素材や色のチョイス
キッチンワゴン、ゴミ箱、ティッシュボックスなどは、ベニヤで作って、無塗装もしくは、透明の塗料で仕上げています。
マガジンラック、ベッドサイドテーブル、食器棚は、古道具の小引き出しや、古い雨戸などをベースに、合板などをプラスして作られています。
石井さんのお宅にあるデザイン性の高い椅子や照明器具と合わせても、主張したり突出することもなく、全体に絶妙な調和を生み出しています。
3.シンプル
購入した古い作業台をダイニングテーブルにリメイクされています。
四方を25㎜ずつカットして角をトリミング、椅子が入るように脚の補強材を切り落とす、というリメイクです。
シンプルなDIYってこういうことですね。
ペイントしたり、引き出しをつけたり、DIYとなると、何かをプラスしたくなってしまいがち。
お部屋に合わせて、少しサイズを小さくしただけでは満足できずに、急に張り切って唯一無二な感じを出したくなります。
そんなことは、必要ありません。
欲しいものがあります
サイズの合うものが欲しくて、既製品を探し続けているのですが、なかなか見つからなくて、長らくどうしようかと思っているものがあります。
この本を読んで、作ってみようかなぁという気持ちが生まれました。
うまくできないかなぁ、ちょっと考えてみます、笑。