かぎ針編みは、小学生の頃に母親から教えてもらいました。
あやとりの糸を、「鎖編み」で作ったのが始まりかもしれません。
はじめはかぎ針編み遊び
その後、冬の家の中での遊びの一つとして、「細編み」「長編み」も教えてもらいました。
何かを作るというわけではなく、四角く編んでは、母親に見せて、コメントをもらっていました。
ここは間違えている、とか、編み目が揃っていない、とか、上手くなった、とか。
ほどく、編む、コメント、ほどく、編む、コメント、そういう繰り返し。
結局、何かを作った記憶はないまま、私の一度目の編み物ブームは終了。
ところがその後、何十年ぶりかにかぎ針編みをしてみたら、指がサッサと動いて、編めたのには、驚きました。
棒針編みでセーターを
大学生の頃、棒針編みを始めました。
自由になる時間がたっぷりある頃です。
モヘアのセーターやコットンのサマーセーターを編んで着ていました。
糸を買っていた手芸店の、棒針編み教室に通って、オリジナルのデザイン、サイズのものを、型紙を作って編む方法も学びました。
私の中での二度目の編み物ブームは、かなりの技術を習得したものの、大学卒業とともに終了してしまいました。
編み物、再開
5、6年前でしょうか、ハンドウォーマーが欲しくて、かぎ針編みで編むことにしました。
小さなものを作るのには、かぎ針編みが向いていると思ったからです。
小学生の頃は、マフラーやポンチョなどの冬の防寒具は、母に編んでもらったかぎ針編みのものを愛用していました。
家にあったこたつカバーや座布団カバーもかぎ針編みのものでした。
そのせいか、かぎ針編みには、ノスタルジックなイメージが、、、。
ところが、本、Instagram、ネットで検索してみたところ、一言にかぎ針編みと言っても、鎖編み、細編み、長編みを駆使して、様々な模様を作り出すことができると知り、驚きました。
ハンドウォーマーから始まって、ネックウォーマー、マフラー、湯たんぽカバー、アクリルたわし、楽しくなってどんどん編みました。
棒針編みも再開して、靴下や帽子を編みました。
無心になれるところが編み物の楽しさのひとつです。
一気に編もうとせず、少しずつ、気の向いた時に、編むことを楽しんでいます。
編み物はサステナブルだ
編み物といえば、古今東西、おばあちゃんのイメージがあります。
ひなたぼっこしながら、ロッキングチェアに座って、猫を膝にのせて、、、。
あぁ、憧れるぅ〜。
我が家のめそ吉くんでは無理ぃー、笑
たしかに、編み物は何歳になってもできそうですが、簡単ではありません。
そもそも、一本の毛糸と限られた編み目の組み合わせで、様々な模様を作り、形を生み出すって、かなりクリエイティブな作業。
編み針、毛糸を巧みに扱って、一定の力で編み進めるだけでも、かなりの技術が実は必要です。
模様を入れるには、違った編み方を何目おきかに繰り出す必要がありますが、ぼーっとしていると、間違えます。
目を減らしたり、増やしたりも、気を抜くと、すぐに間違えます。
ただ、間違えたら、間違えたところまでほどいてやり直せばいい、というのが、編み物のいいところです。
そして、編み上がった後も、使わなくなったら、ほどいて、編み直して、別のものにすることができます。
すごく、サステナブル。
去年の冬は、マフラーをほどいた毛糸で、靴下を編んで履いていました。
今年の冬は、帽子をほどいた毛糸で、毛糸のパンツを編んでいます。