部屋着のパンツを買い替えたいのに、欲しいものが見つからず、悩んでいました。
肌触り優先なので、ネットでなく、実店舗で確かめてから買いたい。
探し回って見つかるとも限りません。
妥協して買うくらいなら、イメージはかなりかたまっているので、自分で作ろう!と決めました。
欲しいパンツの条件
欲しいパンツの条件を整理してみたら、15個もありました。
1.静電気が起きづらい
2.吸水性がいい
3.暖かい
4.スポーティになり過ぎない
5.寝間着っぽくなり過ぎない
6.洗濯後、乾きやすい
7.洗濯に強く、丈夫な生地
8.ゆとりがあって動きやすい
9.無地でシックな色合い
10.1つまたは2つのポケットが付いている
11.肌触りが良くて柔らかい
12.ウエストはゴムで、ファスナーはついていない
13.シンプル(余分な飾りや余分なポケットはついていない)
14.ズボン丈はジャスト
15.裾が絞ってあったり広がりすぎたりしていない
型紙選び
まずは、型紙を選びます。
ほとんどの洋裁の本は、付属で実物大に印刷された型紙が付いています。
ところが、本に掲載されているすべての型紙が2、3枚の紙に重ねて印刷されているので、その中から、該当の型紙を選んで、別の紙に写さなくてはなりません。
私はこの作業が結構苦手なのですが、雑誌『天然生活』のソーイングのコーナーは、型紙が本誌に製図で掲載されているので、個人的には大注目していました。
図と数字が記された製図は、洋裁本の付録についているような、写すだけの実物大パターンより難しそうなイメージがあるかもしれません。
ところが実際に実物大に描き始めると、どこから描いたらいいのかなぁと考えるのが、パズルのようで楽しいのです。
しかも、『天然生活』に掲載されているのは、毎回とっても素敵な感じのお洋服ばかり。
ちょうど良いタイミングで見つけた井上アコさんの「はじめてつくるナイトウエア」。
あ!こんな感じのパンツがいいな!
この型紙で、どんなパンツができるのかは、股上、腰回り、腿のあたりの幅、膝下の締まり具合を、手持ちのパンツ類を測って比較してイメージしてみました。
モデルさんの着用している写真は掲載されていますが、体型が違いますからね、笑。
チェックしたところ、良さそう!
このパンツは脇に縫い目が無いのも気に入ったポイントです。
縫い目が無い方が肌当たりがいいのと、作る時に切る手間も縫う手間もその分少ないからです。
パジャマではないので、丈は少し長めにアレンジすることにしました。
100均で模造紙を買ってきて、あらかじめ縫い代分も入れた型紙を作りました。
布をカットする時に、縫い代のことを考えずに済むので、私は型紙を作る時はそうしています。
このパンツを作るのに必要な布は、70cm×220cmです。
布選び
さて、次は布を選びに布屋さんへ行きました。
化学繊維は静電気が起こりやすいので、比較的、静電気の起こりづらいコットンや麻の素材のものが、いいなぁと思います。
暖かさを考えると、厚手のコットン生地がいいかな。
ただし、厚手のコットンでも、ゴワゴワしたり、かたいのではなくて、肌触りが良くて柔らかい生地がいい。
トップスに着る服との組み合わせを考えると、無地で、シックな色合いというのも妥協できない。
布屋の店員さんからも、工場へ行ってください、と言われそうなくらい、イメージはかたまっています。
見つかるかしらと不安でしたが、、、
見つけたー!
コットン100%の二重織りのツイル生地です。
表は厚みのある綾織、裏はガーゼで織られた二重織の生地です。
表はしっかりしつつもふっくらした手触り、裏はガーゼなので柔らかく吸水性もありそうです。
部屋着は肌触りが大切。
色は、グレージュを選びました。
布代は、3,200円。
作りました
布を型紙に合わせてカットして、ミシンで縫います。
端の始末はすべて袋縫いにしました。
袋縫いは、布の裁ち端を袋状にくるむ始末の仕方です。
見た目がスッキリする上に、丈夫なので、これに限ります。
難しいところも特に無く、楽しんで作ることができました。
ハイ!出来上がり!
履いてみます。
これですよ、これ!
形も気に入ったので、これからもこの型紙で作ればよさそう。
部屋着のパンツの悩み、解決です!