家中の片付けをする中で、手持ちの食器は、最終的にはほとんど処分しました。
食器棚を処分して、普段使いの食器はキッチン近くの作り付けの棚に入る分だけ、と決めました。
モノを減らす荒療治
モノを少なくするには、まず収納を減らす、というやり方も効果があります。
自分自身を振り返ってみると、何十年もかけて、モノを増やしてきたしくみは、こんな感じです。
1.モノが増えて収納スペースから溢れる
↓
2.増えたモノを片付けたくて、収納するための家具やケースを買う
↓
3.収納する場所が増えたから、潜在的に安心して更にモノを増やしてしまう
↓
1、2、3の繰り返し。
繰り返しですよ、繰り返し。
タチが悪いことに、モノを増やすところは除いて、私はコレを大真面目に「片付け」と思って、頑張ってやってきたのです。
恐ろしやー。
そこで、これを断ち切る、そして、逆に進める!ことでモノを減らそうと考えたのです。
そのためには、まず収納スペースを無くす!
食器に関しては、まず初めに「食器棚を無くそう!」と決めて、取り掛かりました。
○新しい風景に心を躍らす
ある時、ただ漠然とモノを減らすことを目標にして始めるから、進まないことに気付きました。
仮にも、何らかの意図を持って買った物や、頂いた物です。
そして、今まで所有して、時々使ってきたモノです。
それを、ある日突然「処分します」という判断を下すって、簡単にはできません。
戸惑います。
うーん、決められない、今度にしよう、と思ってしまいます。
食器のひとつやふたつ、減らしても何も変わらない。
食器棚に収まってるし。
と、なってしまいます。
そこで、「食器棚を処分しよう!」と大きな目標を決めるのです。
スッキリ広々するだろうなぁー。
一新する風景に心躍ります。
やる気が湧きます。
そして、この「やる気」に加えて、「目標」が決まります。
「小さくした収納スペースに入る分量まで、モノを減らす」というハッキリとした目標が決まります。
私は、これで選別を進めることができました。
まずは手持ちの食器の中から厳選
我が家の食器棚は、奥行きが45cmありました。
手前にはよく使う食器、そして、奥には使用頻度の低い食器が、、。
収納されている全ての食器を出してみると、その数の多さに圧倒されます。
絶対にこんな量の食器は要らない!
食器棚を無くすには、手持ちの食器を4分の1に減らす必要があることが、わかりました。
そこで、次の3つの方針を決めて処分することにしました。
1.出番の少ない食器は処分する
2.同じ用途に使う食器は基本的に一種類にする
3.使用頻度の高いグラスやマグカップも必要最小限まで数を絞る
この時点では、買い足すことはせず、手持ちの食器の中で、必要最低限のモノだけを残すことにしました。
すると、気に入っている食器が処分対象になったり、逆に、全然好きじゃない食器を残すことになったり、、、。
「あ!コレ、いい感じ!」と、用途や手持ちとの重複を考えずに買い物をしてきた結果を思い知らされました。
食器を厳選する良さ
キッチンにそびえ立っていた食器棚を処分しました。
なんという開放感!達成感!
食器は作り付けの棚に、すべて収めました。
用途を考えて必要最小限に厳選したので、すべての食器を一日一度は使う、という感じになりました。
食事の時には、半分は出払ってます。
あぁ、これはいい!
今は手持ちの食器の中から、用途だけで厳選した、不揃いな食器だけど、この循環する感じはとてもいい。
好きな食器をたくさん買い集めて、並べておくのは、私には合わない。
一日一度は使うくらいの数の食器を、自分のお気に入りで揃えよう!
新たな「探す楽しみ」を見つけました。