猫のごはんの時間

NECO

めそ吉はミックスのオス猫。

生まれたてで保護され、ミルク期から保護猫カフェで育ちました。

生後四ヶ月で我が家に迎えて三年が過ぎました。

三食とも夜ごはん?!

めそ吉は一日三食。

夕方5時、夜9時半、夜11時半の三回に分けて食事をします。

めそ吉は、食いしん坊で太りがちなので、常にダイエットモードなのですが、この三食とも夜ごはん!という時間割で、空腹を訴えることもありません。

めそ吉との折り合いをつけるまでの1年間、紆余曲折がありました。

めそ吉にあらがい続け、私は寝不足の日々でした。

朝ごはんがどんどん早くなる

成猫になってからは、朝と夜の二回食にしていましたが、ある時から朝ごはんの時間がだんだんと早くなっていきました。

朝5時まではまだ良かったのですが、そこからさらに早くなって、朝4時になりました。

日の出が早い夏の間だけかな。

お腹が空くのかな。

私が二度寝したらいいね。

ところが夏も過ぎ、日の出時刻は遅くなっていくのに、めそ吉の朝ごはんの催促はどんどん早まり朝?3時台に突入。

3時はまっ暗だよ、まだ朝じゃないよ。

冬の3時に起きるのはなかなかつらいものです。

いったん暖かい布団の中から出ると、体が冷えてしまいます。

なんとか5時くらいに戻そう、まずは4時が目標!と心を決めて、起こされても起きないという抵抗をすることにしました。

起こされて、抵抗して、寝不足になる

めそ吉は結構噛んでくるタイプの猫なのですが、ごはんの催促で起こす時は、決して噛みません。

顔中を濡れたお鼻でチュンチュンとされたり、ぷにぷにの肉球でチョンチョンタッチし、優しく起こしてくれます。

決してあきらめないめそ吉くん。

かわいいんですけど、起きるまで続きますので、眠れません。

半年間くらいでしょうか。

朝ごはんをなんとか5時に戻そうと、起こされても寝たふりをして、毎晩1時間くらいは抵抗していました。

これが寝不足の原因!

起きずに抵抗している1時間に、ごはんを準備する時間、再度寝つくまでの時間を合わせると2時間。

結果、毎晩2時間の睡眠不足になってしまい、日中もぼぉーっとしてしまうようになりました。

寝入りばなに起こされ、寝不足になる

これは良くないと、抵抗するのはやめて、起こされたらすぐに起きて朝ごはんをあげることにしました。

寝ぼけまなこでごはんとお水を出して、すぐに布団の中へ。

起きずに抵抗していた時より、眠りにつきやすくなって、寝不足解消!

と喜んでいたのも束の間。

なんということでしょう!

勝者めそ吉はますます強気になり、起こす時間を早めてきたのです。

ついには朝?2時!、まさかの朝?1時!に朝ごはんを食べるという事態に発展。

起こされたらすぐに起きるにしても、寝入りばなに起こされるのはつらい。

寝入りばなに一度起きたら、次はなかなか寝つけなくて、またまた睡眠不足になってしまいました。

と言うか、そもそも、もうこれ朝じゃない、完全に夜だよね、めそ吉くん。

いただきますとおやすみなさいで解決

そこで朝ごはんの概念は捨て、自分が寝る時にめそ吉のごはんを出すことにしました。

夜に三食とも食べたっていいじゃないか、猫だもの。byめそ吉

ごはんを出したら、

めそ吉は「いただきまーす!」

私はあかりを消してベッドに入り、

「おやすみなさーい!」

目を閉じて、めそ吉の咀嚼音と、水を飲む音を子守唄のようにして、眠りにつくのです。

結果、大成功!

このごはんで、もうひとつ解決できたことがあります。

これまで、めそ吉は自分が寝る気にならないと、寝かせてくれなかった(寝ると噛んできた)のですが、ごはんと同時にベッドに入って部屋を暗くすると、それが免除されるようになったのです。

食後のめそ吉は、ひとり遊びしたり、窓から外を眺めたりしてから、眠りにつきます。

めでたし、めでたし。

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