日本の四季に合わせて快適に眠るには、寝具もそれなりに、種類が必要です。
押し入れいっぱいに詰め込まれた寝具。
本当にこんなに必要なのかと見直しをしたら、三つのアイテムを減らすことができました。
ひとつひとつが大きいので、スッキリ片付いた満足感も大きいです。
敷パッドをやめた
事の始まりは、3年前に飼い始めた猫のめそ吉が、敷パッドのゴムを噛みちぎったこと。
めそ吉はとにかく噛む猫で、誤飲がもとで内視鏡手術も受けています。
敷パッドのゴムが糸状に噛みちぎられて腸に絡まったら大変です。
敷パッドは、ボックスシーツの上からかけていました。
すぐに敷パッドのゴムをすべて切り外しました。
敷パッドはボックスシーツに比べて、取り付けるのも外すのも格段にラクですので、洗う時の手間がかかりません。
冬は毛足の長いふわふわした保温性の高いもの、夏は麻や綿パイルなどのサラッとした吸水性の高いものを使っていました。
これを手放すのは辛い、と思いましたが、ゴムを切った敷パッドはズレますし、思い切って断捨離することにしました。
やってみると、敷パッドがのっていた時の野暮ったさに比べて、ボックスシーツをかけただけのベッドの方が、見た目がスッキリ。
大満足。
タオルケットをやめた
夏が来て、次にめそ吉の標的になったのがタオルケットです。
タオルケットのパイルや刺繍に爪を引っ掛けて引っ張り出した糸を、歯で更に引っ張って噛む。
あぁ〜危ないー!
糸を誤飲しちゃう〜
肌寒い夜もあるので、パイルを裏側に隠してしばらく使いましたが、やっぱり不安。
どうしよう・・・と困っていた時に、無印良品でリネンの掛け布団シーツが値引きされているのを見つけました。
このシーツをタオルケット代わりに掛けて寝てみよう。
変な代用ですが、これがなかなかいいのです。
麻の繊維はめそ吉の爪にも引っ掛からないので、噛んで糸を出すことはできません。
そして、掛けている私も、軽いし肌触りがサラッとして気持ちがいいし、思ったより肌寒さから守られます。
リネンの掛け布団シーツを冬にも使う
このリネンの掛け布団シーツは、夏のタオルケット代わりとして、定着しました。
タオルケットに比べて乾きやすく、洗濯しても2、3時間で乾くのも便利です。
冬の掛け布団はこれまで通りのコットン製を使っていました。
冬はさすがにリネンはサラサラし過ぎて寒く感じるかな、と思っていました。
ところが一度試してみたところ、寒く感じることは全くありません。
むしろ、コットンよりもいい。
コットンは寝ている間に出る湿気を吸ってしんなりしてしまうのに対して、リネンはそれを蒸発させるのか変わらずパリッとしています。
いつもパリッと乾いているリネンの質感の方が、しんなりしてしまったコットンより、ずっと暖かく感じます。
こうして、コットンの掛け布団カバーはすべて処分しました。
寝具の断捨離の効果
夏用、冬用の敷パッド、タオルケットを断捨離しました。
大変だと思い込んでいたボックスシーツの洗濯も、こういうものだと考えればなんとも思わなくなります。
むしろ、アイテムをひとつでも減らすことで、管理の手間が減ることの方が快適です。
たとえば、冬が近づくと、冬用の敷パッドが古びていたから買い替えなくちゃ、と考えたり、新しく買ってみたものの肌触りがいまひとつだったなぁ、違う物を買った方がいいかなぁと思い悩んだり。
アイテムが増えることは、選択することが増えるということ。
あ、これも暖かそう、なんて余分に買ってしまったり。
季節の変わり目には、夏用の敷パッドを出して、冬用の物は圧縮して片付けて。
冬用の物はかさばるから大変、大変。
そういうのって、地味にストレスです。
快適さを求めて色々買って、色々使っているはずなのに、管理することがおざなりになって清潔に保てなかったり、管理する手間をストレスに感じたり。
アイテムを絞り込むことで、しっかり管理し、清潔に保ち、ひとつひとつに気持ちを行き届かせることができます。
結果として、余裕ができます。
だから、この私でもボックスシーツを取り替えるくらいは、余裕でできるようになったのかしら、と思います。
今回の寝具の断捨離も、事の発端となったのはめそ吉です。
いつも、素敵な気づきを与えてくれて、ありがとう。笑