「巻き巻き塩豚」(と、私は名付けました!)は、お肉があまり好きではない私が、豚肉をおいしく食べるために考えた必殺技?!です。
しゃぶしゃぶ用の豚肉をクルクル巻くだけなんですが、、、。
もう、びっくりなんです!
はじまりは大人気のおでんダネ
巻き巻き塩豚のはじまりは、20年くらい前。
おでんは、作りおきしておけば、温め直すだけで食べられるし、栄養バランスもそれなりに取れる、冬のありがたい献立。
なのに、子どもの反応はイマイチ。
そこで、子どもに好かれる「おでんだね」はないかなぁと考えて作ったのが、豚のウデ肉の切り落としをクルクル丸めた「まるめ肉」。
予想以上の人気で、我が家の定番となりました。
たまたま家に遊びに来たお友だちに息子が振る舞ったところ、
「なにこれ?えっ!ウッマッ!」
と驚かれたという中学生時代のエピソードもあります。
私なら、お客様へはお出ししませんでした、笑。
とにかく、地味すぎる「なにこれ?」という見た目とはギャップのある、驚きのおいしさなのです。
なのに忘れていた
この「まるめ肉」は、我が家のおでんダネの定番、むしろ王者として君臨していました。
ところが、月日は流れ、子どもも子どもではなくなったせいか、おでんは作っても、「まるめ肉」を入れない、忘却の時代が続きました。
そして、さらに時を経て、最近ふと、思い出しました。
あの「まるめ肉」おいしかったなぁ、私は豚肉料理の中で、あれが一番好きだったかも。
復活!おでんに入れてみた
さっそく、豚ロースしゃぶしゃぶ肉をクルクルと丸めて、おでんに入れてみました。
驚くほどおいしい!
ほろほろーっと口の中でほぐれていく。
苦手な脂身は、赤身と混然一体となって、滑らかさだけを残している。
幾重にも重なったお肉の層の中に、おでんのおいしいつゆと、お肉の旨みがたっぷり含まれていて、噛むたびに溢れてくる。
中までおいしい。
考えてみれば、子どものいた頃は、人気があり過ぎて、私はほとんど食べてなかったんですよね。
20年ぶりの改良
久しぶりに食べてみた「まるめ肉」があまりにおいしくて、思いました。
これを他の料理にも、使わない手はない!
結構長い間、忘れていた分を取り戻せ!とばかりに、ドーンと作りますよー!
コストコの三元豚ロースしゃぶしゃぶ用約2.2kgを買いました。
1つ当たり約30g、70個できました。
お肉は普段から、たくさん買って、小分けにして冷凍していますが、巻き巻きすると、コンパクトになって、扱いやすい!
20年ぶりの改良ポイントとしては、1%の塩を振った、というところです。
肉の旨みを、塩で引き出そうという意図です。
半分は、塩に加えて粗挽き黒胡椒もたっぷり振った、「巻き巻き胡椒豚」にしました。
【巻き巻き塩豚の作り方】
材料
・豚肉しゃぶしゃぶ用
・豚肉の1%の塩
作り方
1.豚肉を広げる
特にしゃぶしゃぶ用は薄いので、工程の中では一番手間のかかるところ
2.1%の塩を振る
200gにつき2gずつくらいの単位ですると、やりやすいです。
3.セットする
しゃぶしゃぶ用は一枚15gくらいにスライスしてあります。
二枚を組み合わせて、出来るだけ長方形になるように、セットします。
4.端からクルクル巻く
巻き終わりがきれいになっていて欲しいので、破れていたり形が整っていない方から、巻き始めます。
【巻き巻き塩豚の冷凍】
1.一度に使う分ずつラップに包む
・平たくなるように、一個ずつ横に並べます。
・一単位、5、6個までが扱いやすいと思います。
2.ジップロックに入れる