かれこれ一年半くらい前から、カツは納豆ソースで食べています。
私の中ではベストマッチ!
おいしいです。
きっかけはテレビ番組
たまたま観ていたテレビ番組で、茨城のソウルフード「納豆カツ」が紹介されていました。
トンカツの上に、盛大にオリジナルの「納豆ソース」をかけた様子が映し出されました。
それを観た時は、へぇー納豆の本場となるとカツにもかけるのねー、だけどカツに合うのかなぁ?というくらいの印象でした。
カツには、「ケチャップ+ウスターソース」、もしくは、「味噌だれ」(名古屋の味噌カツです)。
そして、どちらにしても、カラシを添えて、が私の定番。
この二つのソースに、飽きたなぁと思ったことも無ければ、不満を感じたこともありません。
ところが、「納豆カツ」を召し上がった嵐の松本潤さん(以降、MJと表記させていただきます)のリアクションがすごかった!
口に入れた瞬間は、ん?という様子だったのに、噛めば噛むほど、目が輝いていったのです。
「初めて食べたけど初めてだと思えない」
「もう(カツは)納豆以外で食べられない」
など、など。
え?そんなに?!
自分は今までカツを何で食べてた?ずっと納豆ソースをかけてたよね、くらいの言い方をされていました。
これは是非、一度食べてみたいなぁと思いました。
茨城まで食べに行くこともかなわず、自分で作ってみることにしました。
試してみました
見よう見まねで納豆ソースを作って、カツと合わせて食べてみました。
口に入れたすぐは、うーん、どうかなぁと思いました。
ところが、噛み進めるうちに、「納豆」と「カツの衣」と「衣の中の肉」が、少しずつ一体になっていきます。
ファーストコンタクトは、カツの衣のサクサク感、納豆のネバネバ、柔らかい肉の噛み心地、まったく違うけど、いずれも大好きな食感が、ハーモニーを奏でます。
次第に、衣に含まれたオイル、納豆の香り、肉の旨味が、渾然一体となって、カツとも納豆とも違ったおいしさを醸し出してきます。
良い頃合いで、納豆ソースに刻み込まれたネギと大葉も、伴奏として入ってきます。
そうこうするうちに、納豆ソースのねばりが、肉をコーティングして、プリプリ食感が生まれます。
すべて、食べ慣れた味です。
ところが、聴き慣れたハーモニーが意外な組み合わせで重なり合って奏でられていって、それが、突拍子も無い感じでもなく、それどころかどんどん馴染んでいって、あら、いいわね!となっていく、そんな感じ!
そんな感じ!って、ナニナニ???笑
例えるなら、今や全国区となった「あんバターサンド」。
長年、「あん」も「バター」もパンのお供として不動の地位を築いていました。
それは、別々で、のこと。
ところが、合わせてみたら、別世界が現れました!という感じです。
名古屋のソウルフード「小倉トースト」に幼い頃から慣れ親しんだ身からすると、「パンにはあんことバターよ!」って感じですけどね。
「納豆カツ」も茨城の方からしたら、そんな感じなのかもしれません。
ともかく、納豆ソースってカツにぴったり!
もうこれ以外、考えられない!
MJさんそのままのリアクションとなりました。
納豆ソースの作り方
簡単に作ってみましたが、これで十分においしくて、何度も作り続けています。
初めは、一人当たり納豆1パックでしたが、足らなくなったので、今は1.5パックにしています。
【材料】(2人分)
納豆 3パック
大葉 10枚
ネギ 1本
【作り方】
1.納豆を刻む、または、ひきわり納豆を用意する。まな板を洗うのが結構大変なので、ひきわりをオススメします!
2.ネギと大葉を刻んでから、1と合わせてさらに刻む。ひきわりの場合は混ぜるだけでOK。
3.2を器に移して、パックの納豆についているタレやカラシを混ぜる。
カツは納豆ソースに限る!
この納豆ソースで食べて以来、カツを食べる時には必ず、「納豆」「ネギ」「大葉」を用意しています。
カツから手作りすると、納豆ソースまで作るのは少し大変かもしれません。
ですが、カツを買ってきたのなら、温める傍らで、作れます。
いつか茨城へ行く機会があったら、本場の納豆カツを食べてみたいなぁと思います。
素敵な食レポで、「納豆カツ」の素晴らしさを教えてくださったMJさんにも感謝です、笑。