これまでは、「梅干しはここのでなきゃ!」みたいなこだわりは、ありませんでした。
と言うより、おいしい梅干しって、どういうのかわからないなぁというのが、正直なところでした。
いろんな梅干しを買っていた
梅干しが好き!というほどではないので、特定の「推し」が無いことを、あまり気にはしていませんでした。
それでも、これは違うなぁという梅干しを買ってしまうと、へこみます。
梅干しは、おにぎりの具にしたり、炊き立てのご飯と一緒に食べたり、料理に使ったり。
あまり頻繁には使わないので、20粒くらいのパック入りを買うと、1年間は持ちます。
必然的に、へこみの期間は結構長きに渡ります。
「はちみつ梅」「リンゴ酢梅」「カツオ梅」などを買ったこともあります。
違う。
梅干しはやっぱり果肉たっぷりめで、紫蘇で漬けた、酸っぱいのがいいな、とはなりました。
年々、そういう昔ながらの梅干しは、スーパーの店頭から減っていったようにも思います。
お値段高めのなんとなく良さそうなものを選んで買ってはいましたが、残念ながら、リピートしたいと思ったことはありませんでした。
お!これはどうかな!
そんなある日、とある直売所で見つけました。
「○○さんの梅干し、予約受付中!」というPOPを!
梅干しの予約?!
梅干しって予約して買うものなの?
おいしくて人気ってことなのね!
その場で現物は見られず。
予約はしませんでしたが、店頭に出る頃に見に来よう!と決めました。
数ヶ月後、初対面!
真っ赤な梅干し!
紫蘇でしっかり漬けられている感じ。
ふっくらしています。
270gで12粒くらい入っていて540円。
これまで買ってきた梅干しより、お財布にも優しいお値段。
何の飾り気もない素朴なパッケージに収まったその梅干しを、さっそく買って帰りました。
梅干しのおいしさ
これまで、昔ながらの梅干しは、ただただしょっぱくて酸っぱい、と思っていました。
それが嫌いなわけではなくて、梅干しというのは、そういうものだと思っていました。
だからこそ、その中でおいしさってどこで味わうのかなぁ、という疑問が常にありました。
この梅干しは、人気があるみたいだけど、私に違いがわかるのかしら。
ところがこの梅干しは、明らかに違いました。
すっぱさとしょっぱさの中に、梅の香りがありました。
味見程度に、ほんの少し口に入れただけでも、梅の香りを存分に味わうことができます。
私は、こんな梅干しは初めて食べました。
原材料名に記されている、「梅、あかしそ、塩」で作られていることが確かにわかる、その三つがしっかり主張してくる梅干しです。
この梅干しに出合ってからは、リピートし続けています。
そして、梅干しの出番が頻繁になったので、買う頻度も高くなりました。
どんな梅干し?
お店のPOPには、「花谷さんの梅干し」と書いてありました。
パッケージには、「つけもの工房花谷」と記されています。
ネットで調べてみると、梅干しは、「長期保存が出来る昔ながらの2割塩の梅干しで、保存料や色素などの添加物を使用せず、しそをたっぷり使って色むらなく真っ赤な色を出すのが特長」となっていました。
2割の塩分なので、「しょっぱくないので、パクパク食べられまーす!」というわけにはいきません。
確かにしょっぱいのですが、塩がキツイ!という尖った塩辛さは感じません。
皮はやわらかくて、水分の多い果肉がたっぷり。
酸っぱいのですが、すぐに梅のフルーティな香りが口にいっぱいに広がって、後味が上品。
紫蘇の香りも濃厚。
驚いたことに、この梅干しをスープに入れて20分間煮込んで、色の赤さも抜けた状態になってから食べても、梅のフルーティな香りがします。
しそふりかけもおいしい
こちらの「赤しそふりかけ」もおいしいのです。
原材料は「赤じそ、梅酢、漬け原材料(食塩)」とシンプルで安心。
以前、同じような原材料のものを食べた時は、なんともいえない味気なさを感じました。
ところが、こちらの「赤しそふりかけ」は、不思議と旨味があります。
80gで195円とお値段もとてもお手頃。
とてもおいしいので、すぐに使えるようにと、工夫。
スパイス用のガラスの小瓶に詰め替えて、パッパと振りかけられるようにしました。
心配していましたが、蓋の小さな穴から、最後までちゃんと出てきて、使い勝手がいいのです。
このふりかけでおにぎりを作って、お気に入りの焼きのりを巻いたら、もう最高!です。