これまで私は、十割そばは表面がザラザラしているとか、ボソボソして切れやすいイメージを持っていました。
ところが、そのイメージを覆す十割そばを見つけたおかげで、新たなそばの楽しみが広がりました。
おいしい十割そば(乾麺)見つけた
私としては、もうお蕎麦屋さんに行かなくてもいい、と思えるくらいの十割そばに出合いました。
しかも、買い置きしておけば、食べたい時にすぐ食べられる「乾麺」です。
それは、イチカラ農園さんの十割そば(乾麺)です。
そばの風味、しっかりした歯応え、コシがあります。
十割そばにありがちなボソボソッとした歯触りはなくツルッとしています。
こんなにおいしい十割そばが、乾麺でいつでも食べられるなんて、幸せです。
しかも、イチカラ農園さんで有機無農薬栽培された玄そばのみを使用。
乾麺ではめずらしい全粒粉で、添加物や食塩を一切使用せずに製麺されているそうです。
おいしいだけでなく、安心して食べられて、カラダにもいいなんて、最高です。
そば湯がすごい
十割そばの乾麺となると、それなりにいいお値段はします。
ところが、十割そばは、茹で汁までフル活用できます。
そうなると、話は別。
これまで私は八割そば(そば粉八割、つなぎニ割)の乾麺を、スーパーなどで購入して食べていました。
八割そばと十割そばで、こんなに変わる?というくらい、茹で汁は別物になります。
初めて十割そばの乾麺を家で茹でた時は驚きました。
え?失敗?!
このままだと、麺が溶けて無くなる!?
そば色のポタージュスープか?!というくらいのドロリとした濃度の茹で汁を恐る恐るすくってみると、、、
あら、よかった、麺はあります!
というくらいの茹で汁です。
捨てるには忍びないくらいの存在感があるのです。
茹で汁には、植物性たんぱく質、ビタミンB群、食物繊維なども溶け出しています。
しかも、イチカラ農園さんの十割そばは食塩を使っていませんので、茹で汁にも塩分は含まれません。
しかも、この十割そばの茹で汁は、おいしいです!
そばもおいしいけど、茹で汁を使ったメニューもおいしい。
こうなってくると、十割そばは、かなりコストパフォーマンスの良いものと言えます。
十割そばを100%活用するレシピ
(そばを茹でる)
十割そばの「切れやすい」という特性を加味した茹で方です。
1.そばの長さ(20cm)より内径の広い鍋やフライパンにお湯を沸かす。
小さな鍋に、乾麺を斜めに立てかけていると、麺どうしがくっついてしまいがちです。
私は直径28cmのウォックパンを使っています。
2.乾麺の袋の指示に従って茹でる。
3.別鍋の上にザルを置いて、麺と茹で汁を分ける、または、麺用のトングなどで麺を取り出して茹で汁を残す。
4.乾麺の袋の指示に従って、締めて、麺をいただく。
十割そばを100%活用するレシピ
(茹で汁を使う)
茹で汁は、スープのベースとして、どんなものにも合わせられると思います。
とろみがつけたいスープには、うってつけ。
今、気に入っているのは、生姜と梅干しを入れるスープです。
『そば湯の梅干し生姜スープ』
【材料】
十割そばの茹で汁 1000ml
生姜 ひとかけ
梅干し 2つ (ハチミツ梅ではない方がおいしいです)
白菜 500g
豆腐 1丁(200〜300g)
豚肉しゃぶしゃぶ用 200g
酒粕 20g(好みで)
【作り方】
1.白菜は幅1.5cmに刻む。
2.鍋に白菜とそばの茹で汁を入れて、10分ほど煮込む。
3.豚肉、千切りにした生姜(生姜は千切りだと辛味を感じにくいです)、梅干しを入れて、さらに5分ほど煮込む。
4.味をみて、必要であれば、塩または醤油または味噌を好みで入れる。
好みで酒粕を加える。
5.豆腐を加えて、5分間煮込む。