猫は、その時に一番居心地の良い場所にいる、と言われています。
我が家のめそ吉も、気温、天候、時間によって、居場所が違います。
家中を歩き回って、ここだ!という場所で、ひなたぼっこをしたり、お昼寝をしています。
季節の移り変わり
めそ吉と暮らし始めて、私も、家の中の居心地の良い場所に敏感になりました。
それは、季節によっても変わります。
冷暖房で温度管理された家の中だけで暮らす猫にとって、季節なんて関係ないのではないかと、思ってしまいがちです。
ところが、そうではありません。
めそ吉が四季折々に行動パターンを変える細やかさを見るにつけ、自分はつくづく季節に鈍感に暮らしていたなぁと、反省する気持ちにすらなります。
ひなたぼっこ
寒さが深まるにつれて、南側に面した窓からは、日光が大きく射し込んでくるようになります。
時間によって日光の射し込む部屋、場所は刻一刻と変わります。
冬に向かう時期、春に向かう時期、日々その時間も変わっていきます。
朝のブラッシングを始めようとすると、めそ吉はひなたを探します。
できれば、ひなたで寝転がってブラッシングをしてもらいたいようです。
めそ吉が向かう先を見ると、昨日までは無かった、ちょうど猫一匹分くらいの小さな「ひなた」が。
「うわぁ、こんなに小さいひなたを見つけたのねぇー。」
えっへん!
(褒められて自慢げなめそ吉の様子)
めそ吉の動きによって、部屋の中に差し込んでくる日射しが、日々わずかずつ変化していくことに、気づくようになりました。
ひなたを求める
めそ吉と一緒にひなたぼっこをしてみて、驚きました。
ひなたぼっこすると、冬なのに、こんなに暖かくなるの?!
寒さで縮こまりがちな体が、ポカポカ暖まって、エネルギーが充電されたような気になります。
なかなか、ひなたぼっこの時間を取ることはできませんが、食事の場所、普段座る場所を、日の当たる場所にしたら、自然とひなたぼっこができる!
テーブルを南側の窓際へ移動しました。
背中と足元が、自然とひなたぼっこできる角度です。
これだけで、一日の体の暖かさが、全然違ってくる気がします。
ふわふわ毛布を敷く
9月の半ば過ぎ。
めそ吉が、夜中に起こしてきます。
なぁに?遊びたいの?
違うようです。
一緒に寝ようよーと誘っても、不満げにクッションへ行ってしまいます。
翌日も、同じことが。
もしかして、ふわふわを敷いてほしいの?
うん!(と、返事した気がする!)
寒い季節には、めそ吉用にベッドの上に、小さなふわふわの毛布を敷いています。
翌々日、ふわふわの毛布を敷きました。
夜中にめそ吉はやって来て、満足そうに眠りました。
夜はすこーしヒンヤリするようになったかなぁという気候、そんなほのかな秋の気配を感じ取ったようです。
そろそろ、秋が来るのね。
急に冷え込むかもしれません。
私も、秋用の寝具の準備をしておいた方がいいですね。
空気が乾燥していますよ
冬の空気の乾燥も、めそ吉に教えられます。
合図は、くしゃみや、目が乾くのか、まばたきを多くしたりします。
そういえば、私も喉がカサカサしてるわと気付かされます。
そろそろ加湿器をつけないといけないね。
いそいそと、加湿器を準備します。
猫に季節を知らされて
めそ吉は、開いている窓のところへ行って、外の空気を吸うのも好きです。
できる限り、窓を開けるようになったので、めそ吉と一緒にいると、ご近所の金木犀の香りに、いち早く気づくこともできます。
家の中にいても、季節は楽しめることを、教えてもらった気がします。